今はもう整備作業は受けていませんが、タマには作業の話でも。コレはスイングアクスル車のリアベアリングで、ちゃんとしたベアリングを使っていて、ノーマルの状態ならそうそう交換する必要が無い部分です。ミッションから出る音も有り、このボールがバラバラになっていても中々気付かなかったりします。
リア周りを全部取らないとココにたどり着きませんが、ベアリングを取るのがとてもハードな場合が多々あります。逆にスコっと抜けてしまったら、それがおかしい話です。ヘインズに外す簡易工具の作り方が出ていますが、役に立つことはほぼありません。もしその工具で簡単に取れてしまったのであれば、それがイレギュラーだと思ってください。
外す専用工具の話は前にも書きました。その工具を得たら簡単に解決したんですが、その前には皆さんはコレをどうやって外してるんだろ？という疑問が有ったので、周りの同業者さんに片っ端から聞いてみたことがあります。
ファクトリーツールを持っているところは殆どなく、殆どの皆さんが気合いで外すということでした。今は知りませんが。
そして、そういった情報交換から他の色々な話も学べます。C3とCMがどうのとかの話もその時までは全く情報として持っていませんでした。知ってる作業人にとっては当たり前な話でも、それを全ての作業人が持っているわけではないのです。
ワークショップの皆さんは日々沢山の経験を積み重ねて来ていますが、結局の所全てにおいて完璧な人は世界的も誰もいません。自分が学んだり、経験したり、ハマって苦しんだ繰り返しからの知識と技術です。得意不得意もあるし、拘りも違います。例えば、20年ワークショップをやっていてタイプ4エンジンを1台しか組んだことが無いショップも有れば、10台以上組んだという話もあるわけです。それに関しては経験値の違いが生まれます。
なんで、そういった皆さんが積み重ねて来たそれぞれの知識を共有出来たらいいなと。自分は元々は同じ立場にいたんで、今でも彼らと対等に話をすることが出来るので、その目線で話をし続けて行きたいです。
※※名ばかりの緊急事態宣言も解除されましたが、COVID-19の感染防止の為、引き続きフリーの来店はお断りは継続します。発送が大変な大物パーツの購入と、業者さんは例外として受けれる場合もあるので相談してください。アポなしの来店はそのまま帰ってもらっています。※※