元々は自社で作業していた時に、このカバーが付いてないのが原因で、カバー裏の部分に有るリンケージやロッドやらレバーなどがグリス切れのままで動かしまくって摩耗していたり、ひどく固着していたり、サビで傷んでいるのばかりを見ていたのが、カバー取り付けに注力し出した理由でした。アーリーバスなんかは2割位しか付いていない印象で、最初は自分の客用に渡米時にUSEDを探して持ってきていました。
本来は全てのバスに付いている物だし、必要なく傷んでしまったのは過去に誰かがカバーを外して戻すのを忘れたままでいる結果です。カバーが有って、定期的に注油していたりすれば防げた話です。
一番酷かったのがサイドブレーキの軸ピンの固着で、レバーを引くと亀裂が入ったフロア部ごと動いていました。そこの部品は無かった&ドナーも簡単には見つからなかったんで国内でワンオフで作りましたよ。制作には凄いお金がかかりましたが、もちろん払うのはオーナーです。
アーリーバスの1955~1967年の話ですが、リプロで出ている鉄製の社外品はホント酷くて、マトモに付かない。凄い時間と手間をかけて頑張って付けても隙間だらけ。鉄板厚くて凄い重いし。
当時のウチの記事を見て自分のにカバーが付いてないのが気になって、面倒を見てもらってるショップに付けてもらいました!っていうバスオーナーが来た時に見てみたら、そのゴミカバーが隙間だらけで取り付けられていました。その店の部品の選択肢はフラットさんしかなかったんですね。工賃も凄い取られてたし。
今もウチで販売中のマトモに取り付け出来るFRP製ですが、200枚位売りましたよ。鉄希望だったり、予算のある場合は純正USED品ですが、200台以上付いていなかったって話ですね。まだまだ付いてないバスがいると思いますが。
もし専門店でバス買って、カバー付いてなかったらもうクレームでいいですよ(現状販売以外)!
作業していた当時に撮ったネタの作業写真で良いのが出てきたら紹介しますね。参考になると思います。
そして、国内外で得て来たアーリーとレイト用のUSEDカバーのストックが大量に有ります。今は自社で作業を受けていないので取り付け依頼は受けれませんが、大部分は群馬に持って行きます。向こうでは取り付け作業を受けれるかもしれないので、気になってる人は相談してください。
バスオーナーになって日の浅いオーナーさんは、明日バスの下を覗いてみてください。